日立製作所 家電グループ(グループ長&CEO:宇根山祥久)は、スチームファン式の清潔
性と、気化式の省エネ性を合わせ持ち、スチームファン式の約1/5(*1)の電気代を実現したハ
イブリット式加湿器(SVF−H62D)を9月1日から発売します。
(*1:10畳のプレハブ洋室を湿度50%に維持するのに必要な消費電力で、当社1年前の
SVF-71との比較)
本製品には、光・温度・湿度の3つのセンサーが室内の状況を感知し、環境に合わせた最適な
加湿運転を自動で行う、業界初の「トリプルセンサー」機能を搭載しています。これにより、快
適な湿度環境を維持しながら、自動節電運転を行う事により、約20%(*2)の節電を実現してい
ます。(*2:1日中加湿し夜間暖房オフした場合、湿度50%設定運転との比較)
また、スチームファン式も「トリプルセンサー」機能搭載機種(SVF−72,52)の他、
3機種を8月21日より発売します。
■本体標準価格および発売日
タイプ | 型 式 | 加湿量 | 適用床面積 (木造) | 標準価格 (税別) | 発売日 |
ハイブリッド式 | SVF−H62D | 600mL/h | 10畳まで | 25,000円 | 9月1日 |
スチームファン式 | SVF−72 SVF−52 SVF−42 | 700mL/h 500mL/h 420mL/h | 12畳まで 8.5畳まで 7畳まで | 22,500円 19,800円 18,800円 | 8月21日 8月21日 8月21日 |
適度な加湿は、かぜの防止や肌あれの防止になり、加湿器は健康機器として急速に人気が高
まっています。加湿器の需要は、エアコンの普及とともに大幅な拡大基調にあり、平成12年度
は、新規購入需要を中心に約135万台(前年比112%)の需要が見込まれています(日立調
べ)。
従来の加湿器にはスチームファン式と気化式2つの方式があります。
スチームファン式加湿器は、ヒーターで加熱してスチームを発生させ、ファンで送り出す方式
で、清潔性のほか、部屋の温度を下げることなくすばやく加湿が出来るメリットがあり、最も一
般的な加湿方式です。一方、気化式は乾いた空気をぬれた加湿フィルターに通し、湿った空気に
して排出する方式で、省エネ性に優れた方式です。
今回発売するハイブリッド方式加湿器は、この2つの加湿方式をドッキングした構造で、ス
チームファン式のメリットと気化式の省エネ性を併せ持っています。省エネ性では従来のスチー
ムファン式と比較すると電気代は約1/5で、1シーズン約11,000円(*3)お得です。
(*3:1シーズン(6ケ月)、1日10時間連続運転、当社1年前のSVF-71との比較。
電気代 23円/kwhで算出)
また本製品は、業界初の「トリプルセンサー」(光+温度+湿度)を採用し、快適性と自動節
電運転を実現しています。明るい時は、温度センサーと湿度センサーにより、室温に応じて最適
な加湿制御を行い、快適な温湿度環境を維持します。暗くなっての就寝時は、部屋の照明を消す
と、自動的に光センサーが照度をキャッチして節電(オフ)します。この間は湿度を見張り、乾
燥状態になった場合(35%以下)は加湿を再開する「乾燥見張番運転」をするなどの自動節電
運転機能を備えています。この、自動節電運転は、約20%(*4)の節電効果があります。
(*4:1日中加湿し夜間暖房オフした場合、湿度50%設定運転との比較)
エアフィルターは、抗菌・防臭・抗ウイルス効果のある「カテキン染色処理フィルター」を採
用すると同時に、気化フィルターにもカテキン加工を施し、清潔・Wカテキン機能としています。
操作は、本体全面上部に「これっきり運転」ボタンを採用し、このボタン1つで、運転入切や
「トリプルセンサー」制御による、快適性と自動節電運転を同時に行う、簡単操作方式を採用し
ています。
<その他の特徴>
(1)うるおい加湿24(軽くうるおう程度の間欠運転を1回の給水で24時間連続運転)
(2)現在湿度表示(30〜60%までを表示)
(3)大型抗菌樹脂タンク(中が洗える広口キャップ)
(4)渇水時自動停止機構
(5)マグネットプラグ採用
【スチームファン式の特長】
スチームファン式3機種(420mL/h、500mL/h、700mL/h)には、握りやすく、運びやすい
「キャリングハンドル」やエアフィルターで捕えた菌の繁殖を抑制する抗菌・防臭「カテキン染
色処理エアフィルター」を内蔵しています。
また、快適性と自動節電運転を実現する「トリプルセンサー」は2機種(SFV-72,52)に採用
しています。
以上
|