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平成12年7月24日 |
大日本印刷と日立が、店頭における ICカードのポイントサービスの処理時間を短縮する MULTOS(*1)用ソフトウェア 「MultiPockets(マルチポケット)」の販売を開始 |
大日本印刷株式会社(社長:北島義俊)と株式会社日立製作所(社長:庄山悦彦)は、このたび、 店頭におけるICカードのポイントサービスの処理時間を短縮する、多機能ICカード「MULTOS」用ポ イントサービスソフトウェア「MultiPockets (*2)」を共同開発し、それぞれの販売チャネルを 通じ、7月26日から販売を開始します。 (*1):MULTOS(Multi-Application Operating System) :1枚のICカードに複数のアプリケーション・プログラムを搭載し、カードを発行する 企業や団体がユーザー固有のカードを作ることを可能にするセキュリティの高いIC カード用OS (*2):商標登録出願中 金融、流通、サービス業界をはじめ、多くの分野で多機能ICカードの導入が進んでおり、顧客獲 得や質の高いサービスを提供するためにポイントサービスの導入が多くの企業で検討されています。 これまで、ICカードのポイントサービスは、個々の利用者の管理や店頭の処理まで一括してポイ ント発行企業の集中処理センターがオンライン処理を行っていたため、店頭における利用者の認証 や個々の処理に多くの時間が割かれていました。 今回開発した「MultiPockets」は、店頭端末と利用者のICカードとの相互認証や、ポイントの 移動・交換といった個々の取り引きを、集中処理センターを介すことなく、オフラインでスピーデ ィーに処理するソフトウェアです。個々のポイント発行企業が発行したポイント総量だけを管理す るため、店頭における取り引き処理時間が短縮できます。 また、複数種類のポイントを格納できる「ポケット機能」や、個人IDなどの任意設定が可能な 「レコードファイル機能」も備えています。ソフトウェア自体の容量も標準で5KBと小さいため、 ICカードに大きな負担もかけません。ポイントサービスのアプリケーション開発期間も削減でき、 効率的なサービスを提供できます。今後は導入企業のニーズに応じ、標準機能に加え、様々なカス タマイズの要望に応えていきます。 大日本印刷と日立製作所は、ICカードのOSであるMULTOSのグローバルコンソーシアムである 「MAOSCO」の創立メンバーであるとともに、日本におけるMULTOSの普及促進を目的に設立された 「マルトス推進協議会」の創立メンバーとしても活動しています。両社は、アプリケーションの開 発についても、よりコンパクトで高品質のアプリケーションを目指し、今回、共同開発を行いまし た。両社は今後、「MultiPockets」を、国内外のクレジットカード会社、金融機関、一般企業、学 校、団体等のICカード発行主体に対し、それぞれの販売チャネルを通じ販売していく計画で、既に 複数の有力金融機関、食券サービス会社等が本製品の採用を検討しています。 さらに、今後は本製品以外にも新たなパッケージソフトの開発・販売を検討しており、多機能IC カードの普及をより促進させていく計画です。 以 上
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WRITTEN BY Corporate Communications Division |