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平成12年7月10日 |
納税・公共料金支払用など多様な帳票に対応する 「多機能イメージ処理 ATM HT-2808-EM」を発売 −帳票データを登録する「帳票オンデマンドサーバ」や、 データ登録を行うアウトソーシングサービスもあわせて提供− |
日立製作所 情報コンピュータグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄)は、金融機関の窓口に おける納税・公共料金支払受付業務などの自動化を実現する「多機能イメージ処理ATM HT-2808 -EM」を製品化し、7月12日から販売を開始します。 本製品は、高性能帳票認識処理機能をATMに搭載することで、帳票の種別や支払先、金額など の自動認識を実現しており、利用者は、窓口時間外でも納税・公共料金の支払などをATMで行う ことが可能になります。 また、対応できる帳票の種類を拡充するために、大量の帳票定義データを格納する「帳票オン デマンドサーバ」や、本サーバへの帳票仕様データ入力を行うアウトソーシングサービス「帳票 定義データベースサービス」もあわせて提供します。 これらの製品やサービスを、当社が従来から提供している「印鑑検索システム」と連携させる ことにより、多種・多様な帳票形式でかつ印鑑照合事務が必要な、手形や小切手の取扱いも可能 になり、金融機関の窓口業務を大幅に効率化することが可能です。 近年、顧客に対する金融サービスの急速な多様化、高度化が進展していますが、納税や公共料 金支払受付業務などは、取り扱う帳票が、県・市町村毎に様式が異なることから業務の自動化が 難しく、多くの場合、金融機関営業店の窓口で処理しています。金融機関では、窓口業務の合理 化のために、これまで自動機にシフトできていなかった納税・公共料金支払など、帳票を伴う取 引や手形・小切手の取扱い業務を自動化するニーズが高まっています。また利用者側からも、自 動機で税金、公共料金支払いが行え、さらに窓口時間外でも取扱えるといったサービス向上が望 まれています。 当社では、インターネット対応のマルチメディアATM やATM の業界標準であるWOSA(Windows (TM)Open Service Architecture)準拠のオープンプラットフォームに対応した先進的な製品 を提供しています。本年1月には、Webブラウザ上で、新商品の紹介やチケット予約などの新サ ービスの提供が可能な「日立サービス端末HT-2845」を販売するなど金融サービスの多様化に対 応した自動機の開発に取り組んでいます。 今回開発した「多機能イメージ処理 ATM HT-2808-EM」は、当社のイメージ技術をベースに小 型化、高速化を図った高性能帳票認識機能を搭載し、さらに、領収書の自動裁断、出納印の自動 押印機能等を付加させ、従来のATM並みの設置面積を維持しながら、税・公共料金等の帳票の、 自動機での取扱いを可能としました。この帳票認識機能は、OCR文字は勿論のこと、各種フォン ト、バーコード、チェックライト文字*1、手書き文字などの幅広い文字認識が可能です。 また、ATMとあわせて提供する「帳票オンデマンドサーバ」とを連携させることにより、金融 機関の窓口における帳票処理をATMによる処理へのシフトを可能としています。この「帳票オン デマンドサーバ」とは、金融機関のセンタに設置したサーバに帳票定義データを登録し、ネット ワークを介してATMから必要に応じて取り出すもので、多種・多様な帳票の取扱や、データの集 中管理によるメンテナンス性の向上を実現しています。なお、帳票定義データの登録を行うアウ トソーシングサービスとして「帳票定義データベースサービス」もあわせて提供します。 さらに、手形・小切手の受付処理で必要となる印鑑照合は、各金融機関のセンタに設置された 印鑑検索システムとATMを連動することにより、センタのオペレータによる集中処理が可能にな ります。さらに、手形・小切手の受付後に行うMICR文字*2印字もATMで処理できるため、業務 のさらなる合理化と効率化の実現が可能です。 尚、本製品は、7月12日〜14日にホテルパシフィックホテル(東京・品川)で開催される 「2000エレクトロニックバンキング総合展」への出展を予定しています。 *1)チェックライト文字…小切手の金額などに用いる特殊文字 *2)MICR文字…Magnetic Character Ink Recognition ■新製品の特徴 (1) 取扱可能帳票の拡大 ・大きさ:縦(83〜380)mm×横(76〜184)mm ・認識文字種:OCR-B、各種フォント、バーコード、指定手書き文字 (2) 帳票自動識別機能 従来利用者による帳票選択やIDコードにて帳票識別を実施していたが、レイアウト等の 認識で帳票を自動識別可能。 (3)領収書自動裁断、返却機能、出納印自動押印機能の採用 領収書の自動裁断、出納印の自動押印機能を採用することで窓口にて行なわれていた業 務と同じ業務が行えます。 (4) 小切手/手形読取り機能をオプションとして用意 (5)導入の容易性 コンパクトにイメージ処理機能部を開発、設置面積が従来ATMと同面積である為、導入 が容易に出来ます。 (6)業務拡張性の確保 オープンプラットフォームとWebソフトブラウザを採用することでサーバ側での業務、 情報提供の追加・変更でATM側の業務メニューの追加・変更も容易に出来ます。 (7)基本機能の保持 大型の15型液晶ディスプレイを標準で装備するとともに紙幣・硬貨等の大容量化、高速 処理、現金管理等の充実により、ユーザの使い勝手の向上と運用コストの低減を図るこ とが出来ます。 (8)全支店で全国帳票の取扱可能 統合イメージシステムの連動で帳票データベースをセンターにて集中管理することで、 全支店で全国帳票の取扱が可能。 (9)帳票データベースのメンテナンス性向上 帳票データベースを集中管理することからメンテナンス性が向上。 ■ 販売目標 3年間で5,000台
■ 他社商品名称等に関する表示 記載の団体名、会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。 以上
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WRITTEN BY Corporate Communications Division |