株式会社日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野 勝邦)は、電力自由化に対応
して、平成8年度に、東京電力株式会社(以下、東京電力)の電力卸供給入札に応募、落札し、平
成11年2月より当社日立事業所臨海工場内に建設を進めていた「日立臨海発電所」を完成させ、
本日、竣工式を行います。なお、6月8日から営業運転を開始し、東京電力向けに送電を行ってお
ります。
本設備は,当社と米国ゼネラルエレクトリック社との共同開発によるF6FA型ガスタービンを
採用した、中容量・高性能、高信頼性の一軸型コンバインドサイクル発電設備です。ガスタービン
には水噴射方式を採用し、さらに脱硝装置を併用することによりNOxを低減、防音壁を設置し騒音
を削減するなど、環境面にも配慮した設備となっています。
当社では、日立臨海発電所の営業開始を期に、プラントの建設、運転、保守などのノウハウを蓄
積し、国内外の電力自由化に対応したソリューションサービス事業を積極的に進めていきます。
■発電設備の概要
1. 発電所所在地 : 茨城県日立市大みか町 日立製作所日立事業所 臨海工場内
2. 契約最大電力 : 102,800kW
3. 使用燃料 : 低硫黄A重油
4. 発電方式 : ガスタービンコンバインドサイクル発電設備
5. 運転パターン : ミドル対応(年間利用率30%)
土日・祝日を除く平日昼間の12時間運転
以上
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