株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区 以下日立)は、LG電子株式会社(本社:
韓国ソウル特別市 以下LG電子)との韓国での合弁会社であるLG日立株式会社(本社:
韓国ソウル特別市 以下LG日立)の株式の過半数を6月30日に取得しました。これによ
り、日立の持分比率は51%となります。
日立では、今回の株式過半数取得を通じて、韓国におけるソリューション・サービス事業
の拡大を図っていきます。
現在の、韓国経済は回復しつつあり、なかでも情報産業は、今後年率20%と高い伸び
を示すことが予想されています。
日立は、1986年8月に、韓国におけるメインフレームの販売とソフトウエアの開発
を目的に、LG電子とともにLG日立を設立しました。以降、金融・産業分野を中心に、
メインフレーム、オープン対応サーバ、大型磁気ディスクなどの販売や、ソフトウエアの
開発を行い、事業拡大を図ってきました。
今般、韓国において、ソリューション・サービス事業の強化を図るために、LG日立の
株式の過半数を取得することを決定しました。これにより、これまでの事業に加え、公共
分野への事業展開およびEC関連等の新規ビジネスの強化を図り、平成11年度約40億
円の売上規模を平成15年度には約200億円まで拡大させることを目指します。
今後日立では、LG日立とともに、LG電子(出資比率49%)の協調を取りながら、韓
国におけるソリューション・サービス事業を積極的に推進していきます。
当社では、昨年11月に発表した中期経営計画「i.e.HITACHIプラン」のなかで、ベス
ト・ソリューション・パートナーを目指すことを宣言しましたが、情報部門においても、
中期経営計画達成のための中核部門として、ベスト・ソリューション・パートナーとなる
べく、事業構造の変革を加速させています。今回の日立LGの株式過半数取得は、この一
環として実施したものです。
LG日立の会社概要は以下のとおりです。
会社名 :LG Hitachi Ltd.
資本金 :50億W(ウォン)(約5億円)出資比率:日立51%、LG電子49%
(設立時の日立製作所の出資比率は15%)
設立 :1986年8月
所在地 :韓国ソウル特別市
代表者(予定):李基東(イキドン)
社員 :350名
売上高 :1999年度403億W(ウォン)(約40.3億円)
事業内容 :情報システム、ソリューション・サービスの提供
以 上
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