日立製作所情報コンピュータグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄)は、SANに対応したストレー
ジシステムとして、世界最大容量・最高速を実現したデータセンタ向け超大規模ディスクアレイサ
ブシステムの「SANRISE2000シリーズ」、及びビジネスユニット部門向けディスクアレイサブシス
テムの「SANRISE1000シリーズ」を6月28日から発売します。
インターネットが急速に普及し、これを基盤とする新しいビジネスや電子商取引などが本格的な
利用段階を迎えるにつれ、ネットワーク上を流れるデータ量は飛躍的に増大しています。また、企
業の合併や提携などが相次ぐ中、各企業は情報システムの統合や、膨大なデータを迅速に分析する
ことによって価値を見出し、市場での勝ち残りを目指しています。そのため、データを蓄積するス
トレージシステムにおいても、データ全社レベルで統合・一元化するための容量・性能面での高い
スケーラビリティや、高度のストレージ運用を支援するためのストレージレベルでの各種インテリ
ジェント機能などを望む声が従来にも増して強まっています。
当社ではこうした市場のニーズにいち早く着目し、平成5年からディスクアレイを市場投入して
おり、オープンシステム向け外付け型ディスクアレイの国内市場では、8年度から4年連続でトップ
シェアを獲得しています(出典;日経システムプロバイダ(2000.4.14号))。また、11年7月には、日
立統合ストレージソリューション「Storeplaza」の提供を開始し、その中核製品となるディスクア
レイの更なる強化に取り組んできました。
今回発売するディスクアレイサブシステム「SANRISE2000シリーズ」は、記憶容量73ギガバイト
(GB)で世界最高速の毎分10,025回転(10,025min-1)を実現したファイバーチャネルインターフェー
スのディスクドライブを搭載し、サブシステム容量を現行機「H-6593/6596」に比べ、約3.6倍の約27
テラバイト(世界最大)に高めました。さらに、サーバとファイバチャネルで接続した時の同時デー
タ転送数を現行機比2倍の32に拡大したほか、ハードウェアアーキテクチャとして階層型スターネッ
トアーキテクチャを世界で初めてディスクアレイサブシステムに採用し、サブシステムのデータア
クセス処理能力を現行機比最大約4倍に向上させました。大規模ストレージコンソリデーション時に
も安定したアクセス性能を提供し、大規模な高速ストレージシステムを構築する際の導入/運用コ
ストが大幅に削減できます。また、オープンシステム市場で国内トップシェアを誇る現行機
「DF400」に比べ、処理能力をさらに3倍以上に高めた「SANRISE1000シリーズ」も発売します。
「SANRISEシリーズ」は、SAN環境でのストレージコンソリデーションと高効率運用、データの高度
利用を従来にも増して強力に支援します。
なお、今回発表した「SANRISEシリーズ」及び「Storeplaza」は、7月12日〜14日の3日間、東京
ビックサイト(東京国際展示場)で行われる「第2回データストレージEXPO」に出展する予定です。
■SANRISEシリーズの価格・出荷時期
<SANRISE2000シリーズ>
品名 | 価格(月額) | 出荷時期 |
SANRISE2800(H-65A1/H-65A5) (RAID5、容量53GB、18GBディスク使用) | 407万円から | 平成12年9月末※1 |
SANRISE2200(H-65A1-5) (RAID5、容量53GB、18GBディスク使用) | 351万円から | 平成12年9月末※1 |
※1:ファイバチャネル接続の場合の出荷時期を示しています。
メインフレームとのACONARCチャネル接続サポートは平成12年12月末となります。
<SANRISE1000シリーズ>
品名 | 価格(売切) | 出荷時期※2 |
SANRISE1200(A-6542-RK/RKA) | 519万円から | 平成12年8月末※2 |
SANRISE1100(A-6542-RKLF/RKLS) | 240万円から | 平成12年12月末 |
※2:ファイバチャネル接続の場合の出荷時期を示しています。
SCSI(Small Computer System Interface)接続の出荷時期は平成12年10月末です。
■他社商標注記
・ WindowsNTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
・ その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登録商標です。
注)SANRISEシリーズの製品情報は、下記ホームページにてご覧いただけます。
URL:http://www.hitachi.co.jp/sanrise
以 上
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