日立製作所 デジタルメディアグループ(グループ長&CEO:藤森 好則)は、本年
12月から本放送開始予定のBSデジタル放送を受信できるBSデジタルハイビジョンチ
ューナーを9月1日から発売します。
本チューナーを、ハイビジョンテレビやD端子を搭載するテレビに接続することで、B
Sデジタル放送の主な映像表示方式であるデジタルハイビジョン放送1125i(108
0i)、750p(720p)及び標準放送525p(480p)、525i(480i)
等の入力信号を高画質な映像で楽しむことができます(ワイドテレビや4:3テレビでも
接続及び視聴可能)。
またBSデジタル放送で送信が予定されるテレビ放送、ラジオ放送、データ放送といっ
たサービスにもフル対応します。
■ 型式・価格
タイプ | 型 式 | 発売日 | 標準価格 | 当初月産台数 |
BSデジタル ハイビジョンチューナー | BS−DH2000 | 9月 1日 | オープン | 8,000台 |
本年12月に本放送開始予定のBSデジタル放送は現行NTSC放送に比べて伝送劣化
の少ないデジタルハイビジョン映像による高精細画質の実現及び多彩な双方向サービスを
実現することなど、21世紀にふさわしい放送サービスを実現するものとなります。
現在受信機開発の為の実験放送が行われておりますが、6月24日からは普及を目的と
した実験放送がスタートします。そして9月15日からは、シドニーオリンピックをはじ
めとする試験放送が予定されるなど本放送に向け着々と準備が進んでいます。このBSデ
ジタル放送の開始によりハイビジョンはアナログからデジタルへと移行していきます。
一方、日立は平成3年からのハイビジョンテレビ販売に加え、平成10年以降からいち
早くBSデジタルハイビジョンチューナーを接続することでハイビジョン本来の高品位映
像を再現できるワイドテレビを主力機種として販売してまいりました。
現在国内市場では高品位な映像を再現する従来のハイビジョンテレビとデジタルハイビ
ジョン放送に対応したテレビ※1が約130万台※2(ハイビジョンテレビで約80万台,デジ
タルハイビジョン放送に対応した※1テレビで約50万台)を超える規模で普及しています。
日立はこうした潜在ユーザー及びBSデジタルハイビジョン放送を期待しているユーザ
ーに対しシドニーオリンピック開催の需要期にあわせて、BSデジタルハイビジョンチュ
ーナーを発売することによりBSデジタル放送の価値向上と普及を図ります。
また、本放送開始にあわせて内蔵タイプのBSデジタルハイビジョンテレビ発売も計画
してまいります。
※1:BSデジタルハイビジョンチューナーが必要です。
※2:日立調べ
<主な仕様>
型 式 | BS−DH2000 |
受信チャンネル | BSデジタル放送:000〜999 |
入 出 力 端 子 | BS−IF端子 | 1系統1端子 |
D端子出力 | D端子1系統 (D4,D3,D2,1125i固定,525i固定) |
ビデオ出力 | 1系統2端子 |
S1ビデオ出力 | 1系統2端子 |
音声出力 | 1系統3端子 |
光デジタル 音声出力 | 1系統1端子(AAC5.1ch対応) |
i.LINK(IEEE1394) 端子 | 2端子 |
電話回線(モジュラー)接続端子 | 1端子(2,400bps) |
ビデオコント ローラー端子 | 1端子 |
主な付属品 | ・専用リモコン・B−CASカード ・各種加入申込書・AVケーブル ・ビデオコントローラー・電源コード ・モジュラーケーブル・モジュラー分配器 |
本体寸法(cm) | (W) | 28.0 |
(H) | 6.7 |
(D) | 28.0 |
質 量 (kg) | 2.0 |
電 源 | AC100V 50/60Hz共用 |
消費電力(W) | 25 |
待機時消費電力(W) | 0.5 |
以上
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