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平成12年4月18日 |
世界標準のFA機器用通信規格「DeviceNet」 対応の小型基板として 世界で初めてピア・ツー・ピア通信方式を 実現したDeviceNetスレーブモジュールを発売 −同時に拡張I/Oが実装可能な オープンコントローラの新モデルを発売− |
日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野 勝邦)は、このたび、世界標準の FA機器用通信規格である「DeviceNet」に対応の小型基板として世界で初めてピア・ツー・ピ ア通信方式*を実現したDeviceNetスレーブモジュール「QAA000」を5月8日から発売します。 また、同時に「DeviceNet」に対応した小型コントローラ「日立オープンコントローラNXSDCシ リーズ」に拡張I/Oが実装可能な新モデルを発売します。 現在、FA化、物流合理化、情報制御機器のシステム化は、プラント、半導体、自動車といっ た製造業だけでなく、アミューズメント産業や流通企業と言った幅広い分野にまで進められてい ます。こうした中で、企業の情報制御機器には、国内外で設備仕様を統一することによる機器調 達の容易化、運用コストの低減等が求められています。 当社は、こうした市場のニーズに応えて、平成7年4月から、FA機器用の制御用ネットワー クの世界標準通信規格である「DeviceNet」の普及を目的として、他の機器メーカーとともに ODVA(Open Device Vendor Association Inc.)を設立し、活動を行っています。 「DeviceNet」は、制御信号や機器設定用のデータのやりとりをシリアル通信で行う、標準化 されたネットワークです。従来コントローラからI/O接続されていた機器をマイコン内臓にする ことでインテリジェント化し、分散配置を可能とすることで、配線、配置、保守コストの削減が 行え、マルチベンダによる相互接続で、ユーザニーズに最適なシステム構築が行えます。 「DeviceNet」は既に米国、欧州では、FA通信機器用の通信規格としてデファクトスタンダ ードになっており、米国の大手自動車会社、欧州の大手食品メーカーでは社内標準としている他、 半導体製造業の業界団体SEMIが半導体製造装置における機器接続の世界標準に指定しています。 今回発売するDeviceNet スレーブ モジュール「QAA000」は、「DeviceNet」に対応した小型 基板では世界で初めて、ピア・ツー・ピア通信を実現しました。本基板により「DeviceNet」の 性能を最大限に活かした、高性能かつ低コストの制御システムを可能にします。また、制御装置 機器のコントローラ内のマザーボードに搭載が可能で、DeviceNetの通信プロトコルが搭載され ているので、基板の開発、ソフトウェアの製作工数を大幅に低減できます。 また同時に、リアルタイムOS上で、シーケンス制御、モーション制御、C言語タスク、通信 制御等が同時に実行できるオープン規格対応の小型コントローラ「日立オープンコントローラ NXSDCシリーズ」の拡張I/Oを実装可能にした新モデルを発売します。 *ネットワークで結ばれたコンピュータが役割分担をせずに、互いに対等な立場でデータのや り取りをする通信方式。 ■販売価格 (1)DeviceNet スレーブ モジュール「QAA000」 ・サンプル価格:78,000円/台 (マニュアル、技術資料付き) ・ロット価格 :30,000円/台(100台ロット以上) (2)日立オープンコントローラNXSDCシリーズ」の新モデル
■主な適用分野 電子、機械、自動車、鉄鋼、ゴム、食品、医薬品、化粧品、住宅、建材等の製造業からア ミューズメント産業、流通、社会資本関連等まで、幅広い産業分野のFA化、PA化、物流 合理化や情報制御システム化に対応する制御装置機器 ■インターネットホームページアドレス http://www.hitachi.co.jp/Div/omika/prdcts/com/com.htm 以 上 |
WRITTEN BY Secretary's Office |