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平成12年3月23日 |
日立、日本ユニシス 金融情報システム分野における業務提携で合意 −ソリューション商品やアウトソーシングサービスを相互供給− |
株式会社日立製作所 日本ユニシス株式会社 株式会社 日立製作所(社長:庄山悦彦、以下日立)、日本ユニシス株式会社(社長:天野 順一、以下日本ユニシス)はこのたび、金融情報システム分野における業務提携で合意しま した。両社では今回の合意に基づき、金融機関向けソリューションを提供するための製品、 サービスの相互供給やアウトソーシング事業での協力など、広範な分野における協業を進め ることで、システム構築メニューの拡大や顧客満足度の向上、さらには金融情報システム市 場におけるビジネス拡大を目指します。 金融機関は、グローバルな競争を勝ち抜くため、情報技術(IT)をドライビングフォース とした変革を推進しようとしています。こうした変革をスピーディに実行するには、それぞ れの経営課題に対応した情報システムが不可欠で、ITベンダーには先進的なソリューション の提供が求められています。 こうした金融機関のニーズへ迅速に対応する最適なソリューションの提供を目指し、今回 の業務提携では、両社が持つ製品やサービスなどの経営資源を相互に活用することにより、 金融機関向けソリューションにおける提案力の強化を図ります。両社は、各々が得意とする ソリューション商品の相互供給、アウトソーシング事業におけるセンタ共用、営業店の事務 を一括して行う事務集中処理システムでの開発協力、さらにはソリューションの基盤となる ミドルウェアやシステム構築サービスの相互供給など、幅広い分野で協力していきます。 日立と日本ユニシスは、昨年来電子商取引関連のソリューション分野で協力しており、今 回の提携はこの範囲を金融機関向けソリューション事業全般へと大きく拡大するものです。 両社では、従来通りそれぞれの販売チャネルを通じてソリューションを提供していきますが、 今後相互に活用する商品や共同開発分野を拡大する計画です。 <主な協業分野> (1) ソリューション商品分野 「インターネットバンキング」(日立)、「CRMS21」(日本ユニシス)など、両社が得意 とするソリューション商品の相互供給を行います。両社が協力する分野については順次拡 大するとともに、共同開発も視野に入れて協業を強化していく計画です。 (2) アウトソーシングサービス分野 「ファシリティ/システム・オペレーション・サービス」の相互活用を含め、アウトソー シング事業における協業を推進します。「ネットワークバンキング共同センタサービス」 (日立)や「国際勘定系のアウトソーシング・サービス」(日本ユニシス)等、共同セン タ型のサービス商品についても相互に活用していきます。 (3) 事務集中処理システム/営業店システム分野 営業店の後方事務を一括して行う事務集中処理システムにおいて、「為替/印鑑照合シス テム」(日立)や「手形系システム/プルーフ業務システム」(日本ユニシス)など、両 社の得意なシステムを活かしてトータルシステムを提供していきます。将来的には、基盤 ミドルウェアの統合化も視野に入れながら、シームレスな事務集中処理システムの実現を 目指します。さらに、営業店システムにおいても現在の製品供給関係を強化していきます。 (4) ミドルウェア製品/システム・エンジニアリング・サービス分野 金融機関向けソリューションの基盤となるオープン・ミドルウェア製品の相互供給を推進 するとともに、上記分野を中心に付加価値の高いソリューションを提供するため、システ ム・エンジニアリング・サービスの分野でも積極的に協力していきます。 日立は、金融ビッグバンに対応するためのソリューションを「Solutionmax for Finance」 として体系化し、多くのお客様に提供しています。「Solutionmax for Finance」は、全シ ステムを統合しながら各種システムをフレキシブルに構築できるHub&Spokeアーキテクチャ をシステム基盤とするもので、金融機関のチャネル戦略や商品戦略をバックアップするため のシステム構築やアウトソーシングサービスを含む、ネット時代に対応したトータルなソリ ューションです。 日本ユニシスは、長年にわたり顧客の業務課題に対応していたソリューションを提供・サ ポートし、多くのお客様に高い評価を得てきました。そしてソリューション・クリエータを 標榜し、「Financial Square21」コンセプトのもとに金融ソリューション群を位置付け、 今後とも広い調達能力、組合せ技術を駆使し、お客様のニーズに迅速に対応していきます。 以 上
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WRITTEN BY Secretary's Office |