株式会社日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野 勝邦)は、「ベスト・ソリ
ューション・パートナー」をめざす連結ベースでの中期経営計画"i.e.HITACHIプラン"の一環と
して、1月にカナダ アトコ(ATCO)電力会社と、2月にカナダ サスクパワー電力会社とそれ
ぞれ保守技術サービス契約(Technical Service Agreement/以下、TSA)を締結し、技術サー
ビス業務の発注を受けました。今回締結したTSAは、インターネットを介してお客様からアクセ
スを24時間体制で受付け、当社が必要な技術サポートを迅速に提供するもので、カナダの電
力会社がTSAを結ぶのは、今回が初めてです。
当社は、30年前からカナダの電力会社7社に、19台の蒸気タービン発電設備を納入して
きました。しかし、このプラントの約半数は運転年数が20年を経過しており、効果的なメン
テナンスを行い、稼働率を向上させ、高効率での運用する技術的サポートが求められています。
こうしたニーズに応えて当社は、約1年ほど前からカナダの電力会社各社とTSAについての
話し合いをはじめ、このたび正式契約に至りました。このTSAは、お客様がインターネットを
介して当社のアンサーセンターにお問合せをいただき、当社は管理者指導の下、関係する部門
の専門家がインターネット会議を行って迅速に回答を出すというもので、お客様からのアクセ
スは24時間体制で受付けます。お客様は、最新のメンテナンス技術情報を、24時間得ることが
可能になります。
当社及び日立グループでは、"i.e.HITACHIプラン"として、高い品質と生産性といった製造
業の価値を活かしつつ、さらにサービス、システムの提供を核とした「ソリューション企業」
への変革を進めています。
電力・電機グループでは、TSAに加えて、当社のカナダ子会社であるHCI(HITACHI CANADIAN
INDUSTRIES)を拠点として、保守業務についての受注も開始し、お客様へのベストソリューシ
ョンを提供する体制を整え、更なる変革をめざします。
以 上
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