日立製作所　家電グループ（グループ長＆ＣＥＯ：宇根山　祥久）は、処理容量を２.０　　　
Ｋｇ／日にアップし、新規に「水分センサー」「サッとコンポスト」機構を採用した家庭用バ
イオ式電気生ごみ処理機『ごみパックン(BGD-200)』を３月１０日から発売します。
　「水分センサー」の搭載により、処理槽内の生ごみの湿り具合を自動的に判断し、処理容量
にあわせた省エネ運転ができます。「サッとコンポスト」機構は、従来スコップで汲み出して
いたコンポストの取り出しを簡略化し、「コンポスト取出しボタン」を押すと、本体の側面か
ら自動的にコンポストが排出される新機構です。
　また、従来の「ＢＧＤ-１２０」をベースにして、処理容量を１.２Ｋｇから１.５Ｋｇ／日
にアップし、「少なめ」「標準」「多め」を選べる３段セレクトボタンを採用した、
「ＢＧＤ−　１５０」シリーズ(標準タイプ、寒冷地タイプ、室内設置タイプ)３機種を３月１
日から順次発売します。

　家庭用生ごみ処理機の平成１１年度の需要は、約２０万台が見込まれ、平成１３年度には約
５０万台という急速な需要の拡大が期待されます。（日立調べ）
　この背景には、ごみの増加という深刻な社会問題があり、ごみの減量化対策として、分別収
集や有料化、さらには生ごみ処理機に対する補助金制度を採用する自治体が増えています。
（平成１１年９月現在約１,０９０の自治体が予算化 日立調べ）
　すでに生ごみ処理機を使用されている方の当社アンケートによると、大容量化や容量にあわ
せた経済的な運転に対する要望が約２４％、コンポストの交換のしやすさを求める声が約２５　　
％と、より簡単で、より使い易い、家庭用生ごみ処理機へのニーズが一層高まっています。
　今回発売する『ごみパックン(BGD-200)』は、処理容量を２.０Kg／日にアップするととも
に、「水分センサー」で感知した水分率に応じて運転を自動切替し、微生物の働きやすい環境
を保つことで、容量にあわせた適正な運転が可能です。運転切替は「少なめ」「標準」「多め」
の３段階自動運転の他、手動でも切り替えが可能です。
　また、要望の多いコンポストの取り出しやすさについては、「サッとコンポスト」機構の搭
載により、側面の取出しふたを開け「コンポスト取り出しボタン」を押せば、自動的に側面か
ら排出されるので簡単に取り出すことが出来ます。
　『ごみパックン(BGD-150シリーズ)』は従来機 (BGD-120)をベースに、処理容量を1.5Ｋｇ
／日にアップし、生ごみの量にあわせて「少なめ」「標準」「多め」が選べる３段セレクトボ
タンを採用したので処理容量にあわせた運転が可能です。このほか、従来機種で好評の「リフ
レッシュランプ」「留守番コース」も引き続き採用しています。
　なお、当社では、全社的に環境問題を重要課題として取り組んでおり、生ごみ処理機におい
てもコンポストを有機肥料として家庭園芸などに使用できるバイオ式を採用し、資源のリサイ
クルにもなることを訴求し、普及に努めてまいります。

                                                                 以 上

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