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平成12年1月28日
省エネルギー変圧器「Superアモルファス」
が「省エネルギーセンター会長賞」を受賞
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 株式会社日立製作所 産業機器グループ(グループ長&CEO:矢内 勝也)は、このたび、エネルギ
ーの有効利用を推進する財団法人省エネルギーセンター主催の「第10回 21世紀型省エネルギー
機器・システム表彰(省エネ大賞)」発表において、省エネルギー変圧器「Superアモルフ
ァス」が「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
 「Superアモルファス」は変圧器の鉄心にアモルファス合金を採用し、また、巻線構造の
改善により現行標準機種に比べ無負荷損を約1/5、負荷損を約2/3、全損失で約1/2に低
減した省エネルギーを実現する変圧器です。

 地球温暖化防止、地球環境保全などを背景に平成11年4月に省エネルギー法が改正、施行され、
約9,000の工場、事業場が、改正に伴い創設された第二種管理指定工場の対象になりました。この
改正により、工場、オフィスからファミリーレストラン、デパート等、24時間・連続運転してい
るあらゆる事業場の受変電設備が省エネルギー法の対象になり、省エネルギー対策への要求が高
まっています。
 受変電設備の中でも配電用変圧器は、効率は高いものの電力損失量が大きいため、省エネルギ
ーに対する要求は特に高く、より高いエネルギー変換効率が求められます。

  従来の電磁鋼板を用いた配電用変圧器は、負荷の大小にかかわらず受電しているだけで常時発
生する損失(無負荷損)の削減が困難で、省エネルギー化を進める上で大きな課題となっていま
した。しかし、「Superアモルファス」は、これまで製作が難しいとされてきたアモルファ
ス合金を採用することにより、無負荷損の大幅な削減を実現し、従来機種と比較して無負荷損を
約1/5、負荷損を約2/3、全損失で約1/2に低減しました。
 また、地球温暖化防止、環境保全にも配慮して、大容量機種実用化の為、鉄心構造,製造方法、
組立方法等の技術的課題を解決しました。

 「Superアモルファス」は、平成9年度に発売以来、これまで国内の自家用受変電設備に、
約1,000台を納入しており、平成12年度は約1,000台の出荷を計画しております。
当社では、今後も省エネルギー効果の高い変圧器を開発、発売し、配電用変圧器の省エネルギー
化に積極的に推進していきます。

■容量
単相20kVA〜500kVA
三相30kVA〜3000kVA

■標準価格
465万円(油入 三相1,000kVA 50Hz 6.6kV/210V)



                                      以    上




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