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8月27〜9月5日、北京で行われた第11回世界選手権において、我が日立ソフトウェア から遠藤有子、鈴木由香、西山麗、馬渕智子、山田恵里の5選手が出場した。(コーチとして 斎藤春香監督)今回の世界選手権は2008年に行われる北京五輪の出場権もかかっており、参加 16チームで試合が行なわれ、日本は予選リーグを1位で突破して決勝トーナメントに進出。 決勝トーナメントでは一回戦で中国と対戦。非常に厳しいアウェーの環境下で勝利し、この 時点で北京五輪の出場権を早々と獲得。さらにアメリカと対戦し、国際大会ではシドニー五輪 の予選の際に勝って以来の勝利で優勝決定戦へ。 36年ぶりの優勝がかかる決定戦は、またもやアメリカと対戦。しかし、健闘むなしく、アメ リカのパワーの前に屈して破れたものの、堂々の銀メダルを獲得した全日本の選手に心から拍 手を贈ると共に、北京五輪でのリベンジを期待したい。 我が日立ソフトウェアの選手では、遠藤は登板したイニングを零封。鈴木由も巧みなリード で投手陣を守り立て、西山はオーストラリア戦で負傷し決勝は出場できなかったものの、予選 では1番打者として高い出塁率でチームを牽引。馬渕は予選2試合目から4番に座って、ここ 一番場面での決定打を放ち主砲として活躍。山田は持ち前の走・攻・守、全てにおいてチーム に大きく貢献した。 日本チームの構成、予選リーグ,決勝トーナメントの結果は以下の通り。 |
守備 | 氏 名 | 所属チーム | |
1 | 投手 | 上野 由岐子 | 日立&ルネサス高崎 |
2 | 投手 | 遠藤 有子 | 日立ソフトウェア |
3 | 投手 | 後藤 真理子 | 太陽誘電 |
4 | 投手 | 高山 樹里 | 豊田自動織機 |
5 | 投手 | 増淵 まり子 | デンソー |
6 | 捕手 | 乾 絵美 | 日立&ルネサス高崎 |
7 | 捕手 | 鈴木 由香 | 日立ソフトウェア |
8 | 内野手 | 伊藤 幸子 | トヨタ自動車 |
9 | 内野手 | 上西 晶 | 太陽誘電 |
10 | 内野手 | 内藤 恵美 | 豊田自動織機 |
11 | 内野手 | 西山 麗 | 日立ソフトウェア |
12 | 内野手 | 廣瀬 芽 | 太陽誘電 |
13 | 内野手 | 三科 真澄 | 日立&ルネサス高崎 |
14 | 外野手 | 狩野 亜由美 | 豊田自動織機 |
15 | 外野手 | 田中 幹子 | 豊田自動織機 |
16 | 外野手 | 馬渕 智子 | 日立ソフトウェア |
17 | 外野手 | 山田 恵里 | 日立ソフトウェア |
ヘッドコーチ | 井川 英福 | トヨタ自動車 | |
アシスタントコーチ | 斎藤 春香 | 日立ソフトウェア |
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対 台湾戦(8/27 日本1勝) 山田、先制タイムリー!
【本塁打】伊藤(6回) 【二塁打】狩野(6回),廣瀬(6回) |
対 ベネズエラ戦(8/28 日本2勝) 4番、馬渕、大暴れ 先制適時打、ダメ押し2ラン!
【本塁打】馬渕(6回) |
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対 ギリシャ戦(8/29 日本3勝) 山田、またも先制タイムリー! 西山、チャンスメイク
【二塁打】西山(4回) |
対 オランダ戦(8/30 日本4勝) 山田、先制ホームラン! 遠藤、4回を1安打零封!
【本塁打】山田(1回),伊藤(4回) 【二塁打】上西(3回),伊藤(3回), 馬渕(4回),田中(4回) |
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対 ボツワナ戦(8/31 日本5勝) 山田、連日の先制打!
【三塁打】山田(1,2回),馬渕(2回) 【二塁打】馬渕(1回),狩野(1回), 山田(2回),内藤(4回) |
対 オーストラリア戦(9/1 日本6勝) 内藤、同点打! 伊藤、サヨナラ打! B組1位で決勝へ!
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一回戦 対中国戦(9/3) 馬渕、足で稼いだ決勝点! 日本、北京五輪出場権獲得!
◎非常に厳しいアウェーの環境下、試合はタイブレークに突入。延長8回表、 二死三塁で馬渕がサードゴロ。馬渕は必死に一塁に駆け抜け、送球が逸れて 一塁手がベースから足が離れる幸運で馬渕はセーフ! この間に山田が生還。 ◎投げてはエース上野がシャットアウト。この時点で日本の競技種目で第一号 となる北京五輪の出場権を獲得した。 |
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準決勝 対アメリカ戦(9/4) 馬渕、先制のエンドラン! 山田、レーザービームでピンチを救う!
【二塁打】廣瀬(5回) ◎4回裏、山田が送った一死二、三塁で馬渕がエンドラン。これが決まり日本 が待望の先取点。さらに伊藤のタイムリーで2点目を追加。 ◎5回裏にも1点を追加するが、直後の6回表、上野が二死から1点を奪われ、 さらにセンター前に運ばれる。しかし、ここで山田のレーザービームが炸裂。 本塁でランナーを刺してピンチを救う。 ◎エース上野は最終回も三人で退け、国際大会ではシドニー五輪の予選以来と なるアメリカ戦の勝利をもたらした。 |
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決勝 対アメリカ戦(9/5) 打線が1安打に抑えられ、上野を援護できず 日本、健闘及ばず銀メダルに終わる
◎決勝の相手は敗者復活で勝ち上がってきたアメリカ。3連投の上野が5回を 抑えるが、打線も1安打に抑え込まれたまま終盤へ。 ◎力投の上野であるが、6回表、セーフティバントを決められランナーを背負 い、続く3番にライトに2ランを運ばれて2点を失う。続く4番にもレフト スタンドに運ばれてこの回、3点を失う。 ◎打線は相手エースを攻略できず1安打完封負け。36年ぶりの優勝はならなか ったものの、最低限の目標であった北京五輪出場権の獲得、さらに決勝でも 厳しいアウェー状態で戦い、敗れはしたもののシドニー五輪の銅メダルより 一つ上に進歩した全日本の健闘を心から称えたい。 |