株式会社 日立製作所(以下、日立)が教科書会社向けに提供する、デジタル教科書共通プラットフォーム(以下、共通プラットフォーム)が、教育図書の総合出版社である株式会社 第一学習社(以下、第一学習社)に採用されました。第一学習社は2016年4月にコンソーシアム「CoNETS(コネッツ)」に参加し、今後、日立の共通プラットフォームを使用し、2017年3月よりデジタル教科書の提供を開始する予定です。
2013年9月、教科書会社12社と、システム開発を担当する日立(当時:株式会社 日立ソリューションズ)は、国内初の次世代デジタル教科書の共通プラットフォーム開発に取り組むため、コンソーシアム「CoNETS」を発足しました。CoNETSは、教科や教科書会社によって異なっていたデジタル教科書の操作性を統一し、さまざまな端末で使用できるマルチプラットフォームを開発することで、「デジタル教科書のスタンダード」をめざすコンソーシアムです。
日立が提供する共通プラットフォームは、指導者・学習者用の端末で動作するCoNETSビューアと教材管理・配信システムを組み合わせたサービスです。共通プラットフォームにより、共通の操作性を実現するとともに、リンク機能によってデジタル教科間を連携させるなど、効果的な学習が可能となります。共通プラットフォームは、デジタル教科書の製作、配信、学校への導入、利用、バージョンアップまでデジタル教科書のライフサイクルのすべてをワンストップで提供することで、教科書出版社のデジタル化の負荷を軽減します。
日立は今後も、幅広いソリューションの提供を通じて、ITを活用して教育分野の発展に貢献していきます。
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