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お客さまへのお知らせ
手話アニメーションソフト「Mimehand(マイムハンド)」は、2002年11月30日をもって販売を終了いたしました。以下は発表当時のニュースリリースであり、現在製品は販売しておりませんのでご了承ください。

1998年10月14日

パソコン上で手話アニメーションが簡単に作成・編集できるソフト「Mimehand」を発売

−3次元CGと高度な編集機能によりリアルな表現を実現−

日立製作所は、このたび、パソコン上で3次元コンピュータグラフィックス(CG)を使って手話アニメーションを作成・編集できるソフト「Mimehand」(マイムハンド)を製品化し、平成10年10月15日より発売します。

聴覚障がい者にとって、手話は自然なコミュニケーション手段であり、聴覚障がい者の社会活動を支援するために、手話による情報提供が不可欠です。最近では、テレビの政見放送や一部のニュース番組、旅客機の案内放送などで手話通訳が使用されています。しかし、これらの画面表示は、手話通訳者が行った手話を録画したものを使用するのが一般的で、内容の変更、追加、削除が容易に行えず、コスト的にも高く、幅広く普及していないのが実状です。

当社では、「身体に不自由のある方や身体機能が低下した高齢者にも情報機器を使えるようにできないか」という声に対応して、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者向け意志伝達装置「伝の心」や、徘徊症状のある高齢者の介護を支援する「体動センサー装着型徘徊探知システム」をはじめさまざまなハードウェア、ソフトウェアを提供しています。
特に、手話の認識と手話の合成からなる手話通訳技術は、福祉分野における当社の特徴技術の一つであり、平成7年には、UNIX版の手話アニメーションツール「Mimehand」を業界ではじめて製品化しました。このUNIX版「Mimehand」は、平成8年に長崎県の身体障害者通所授産施設である「ワイドビジョン」に納入され、障がい者の雇用機会の拡大、自立促進にも役立っています。また、この技術は、1997年の米国R&D Magazine社の「R&D100awards」を受賞するなど海外でも高い評価を受けています。

[画面]Mimehand(マイムハンド)

今回発売するPC版「Mimehand」は、UNIX版の機能を踏襲しつつマンマシンインタフェース向上を図っています。約4,000語の手話辞書を備えており、パソコン上で単語を入力すると3次元コンピュータグラフィクスによる手話アニメーションを自動生成し画面表示します。生成した手話アニメーションは、内容の変更、追加、削除も容易に行えるほか、マウス操作で補正することが可能で、手話伝達において必要な表情など形状の表現をきめ細かく編集できます。さらに、作成したアニメーションは動画データ(AVI形式)に変換できるので、一度作成したアニメーションの再利用や、他のパソコン上で再生、インターネットホームページへの掲載、Eメールへの添付などさまざまな利用が可能です。 また、パソコン上で動作が可能になったことで低価格化を実現し、聴覚障がい者だけでなく、手話サークルや学校での手話学習教材などとしての活用も可能です。

本製品は、株式会社日立ハイソフトの通信販売ならびに弊社営業から直接ご購入いただけます。

主な仕様

製品名手話アニメーションソフト
「Mimehand−Pro」ビジネス版
手話アニメーションソフト
「Mimehand−Personal」パーソナル版
動作環境
  • Pentium®II 266MHzメモリ64Mバイト以上(推奨)
  • Windows® 95が動作するパソコン
  • Directx5.0
  • 解像度 1024×768ドット以上
  • 65,536色以上
価格136,000円42,000円
発売開始平成10年10月15日
出荷開始平成10年11月7日

製品情報

本製品は、東京ビッグサイトで開催される「国際福祉機器展」(11月4日〜6日)、「COM−JAPAN」に(11日10日〜13日)出展予定です。

以上

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