2004年3月24日
株式会社 日立製作所
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長& CEO:古川 一夫、以下 日立)は、このたび、株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西様 (代表取締役社長:有村正意、以下 ドコモ関西)の、ドコモショップスタッフ向け手話学習ツールの受託開発を行いました。ドコモ関西では、聴覚にハンディキャップのあるお客さまとのコミュニケーションをより円滑にできるように、ドコモショップスタッフが手話に興味を持ち、さらに、学ぶきっかけとなることを目的に、本ツールを4月から全店舗に順次配布する予定です。
本ツールは日立の手話アニメーションソフト「MimehandII(マイムハンド ツー)」を利用し開発したもので、「MimehandII」の3次元CGアニメーションによる滑らかな手話の動作を実現しました。また、再生や一時停止、スロー再生、文章を構成する単語ごとの再生など自在に操作することができるため、習熟度にあわせた学習をすることが可能です。ドコモショップスタッフは、本ツールをインストールしたパソコンやFOMA(R)端末で、いつでもどこでも気軽に手話の学習をすることが可能です。
日立は、1995年に手話アニメーションソフト「Mimehand」を業界で初めて製品化し、2000年にはCGの質感、操作性、機能が向上した「MimehandII」を発売しました。「MimehandII」は、パソコン上で入力した日本語の文章を手話に変換し、3次元CG手話アニメーションを簡単に作成・編集することのできるソフトウェアです。作成した3次元CGアニメーションは、情報キオスク端末やATM端末のガイダンス画面、ホームページなどさまざまな用途で利用することができます。
日立は、情報のバリアフリーを目指す社会にとって「MimehandII」の手話翻訳技術が重要な技術であると考え、今後もさまざまな分野へ「MimehandII」を利用したサービスの提案を積極的に行っていきます。
以上