2003年2月26日
株式会社 日立製作所
−手話アニメーションソフト「MimehandII」を使用し、鉄腕アトムが手話で話します−
株式会社日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野功)は、このたび、鉄腕アトムが手話で話す『手話アニメーションサイト「こんにちは!アトム」』を2月26日からオープンします。本サイトは、株式会社手塚プロダクション(以下、手塚プロ)と共同で企画制作したもので、手塚プロが鉄腕アトムの原作上の誕生年補足(*1)を記念し立ち上げたサイト「astroboy.jp」のメニューの一つです。
「astroboy.jp」は、手塚治虫氏が漫画やテレビアニメを通して子供たちに伝えていたメッセージを、Webを通じて伝えるサイトです。当社では、鉄腕アトムのキャラクターに手話を表現させることが、子供たちに鉄腕アトムの優しさを伝えることにつながり、それは「astroboy.jp」のサイトのメッセージでもあると考えています。
本サイトの中で鉄腕アトムに表現させる手話には、手話のなめらかな動作や豊かな表情も表現することができる当社の手話アニメーションソフト「MimehandII(以下、マイムハンドII)」を使用しています。
「こんにちは」「さようなら」などの手話を提供します。コミュニケーションに必要な挨拶の手話を覚えることができます。
一文字ずつ変化する鉄腕アトムの表情により、指文字を楽しみながら覚えることができます。例えば、50音表から文字を選択すると、選択した文字の指文字の手話とその文字で始まる単語の手話を関連させて覚えることができます。例えば、「あ」を選択すると「アトム」「あか」「ありがとう」という単語も関連させて覚えることができます。
鉄腕アトムが絵本を手話で読みます。文章に含まれる単語の手話だけを再生することもできます。
マイムハンドIIは、パソコン上で入力した日本語の文章を手話に変換し、3次元CG(コンピュータグラフィック)を使った手話アニメーションを簡単に作成・編集することのできるソフトウェアです。作成したアニメーションは、情報キオスク端末やATM端末のガイダンス画面、ホームページなど、さまざまな用途で利用できます。すでに、自治体のホームページや学校の手話サークル、ボランティア団体による手話教室や個人の勉強用など幅広い場面で使用されています。
以上