2001年7月3日
株式会社 日立製作所
「ホームページ真正性証明ソリューション」メニューを拡充
株式会社 日立製作所 システムソリューショングループ(グループ長&CEO:小野 功)は、インターネット・マーク技術(*1)を用いることで企業や行政機関のホームページの真正性を証明する「ホームページ真正性証明ソリューション」に、このたび「コンテンツチェックシステム」を追加、7月4日から販売を開始します。「コンテンツチェックシステム」は、Webサーバからの送信時やWebブラウザの表示時に改ざんを監視することで、不正情報の送出・表示を防止するシステムです。これにより、ホームページサービス提供者は正しいコンテンツのみを発信可能となり、利用者は自分が見ているコンテンツの正しさを簡単に確認することが可能となります。
インターネットの飛躍的な普及にともない、インターネット技術を介した「電子政府」や「電子商取引」サービスも拡大しています。しかし、近年 ハッカーによるホームページへの「改ざん」が多発しているため、ホームページに対する不安感をもっている利用者は少なくありません。ホームページの信頼性を維持させることはサービス提供者にとっては急務な課題となっています。
当社は、「正しいサービス提供者であること(本人性の保証)」と「正しいコンテンツであること(コンテンツの保証)」をサービス利用者が確認できることで、ホームページの信頼性を維持できると考えており、インターネット・マーク技術を活用した「ホームページ真正性証明ソリューション」を2000年5月に体系化、サービス提供者がURL情報を透かし込んだ画像マークをホームページに貼り付け、利用者が画像マークを見ることで正しいサービス提供者であることを確認できる「サイトチェックシステム」を提供しています。現在、日本商工会議所での消費者保護を目的としたインターネット通信販売事業者を認定するオンラインマーク制度(http://mark.cin.or.jp)や、株式会社 コアラと由布院温泉旅館組合で、同組合の加盟施設であることを証明するマーク試験サービス(http://www.coara.or.jp/2001/mark/)として活用されています。
コンテンツチェックシステム」では、「IM-Gate」と「IM-Viewer」を提供することで、ホームページの信頼性を維持させます。
「IM-Gate」は、提供するコンテンツの情報を根拠情報として、Webサーバから発信する情報が改ざんされていないかを常に監視します。情報が改ざんされていた場合は、瞬時に「ただいま準備中」などの代替ページを送信し、不正な情報の送出を防止します。また同時に管理者へ改ざんの連絡も行います。
「IM-Viewer」では、インターネット・マーク技術を用いて画像マークに透かし込まれたコンテンツ情報とWebブラウザに表示されている情報を自動的にチェックし、正しい情報の場合はコンテンツと画像マークを表示し、不正情報の場合は代替ページを表示します。これにより、利用者は「IM-Viewer」をパソコンにインストールすることで、画像マークの表示により正しいコンテンツであることを確認でき、また、通信途中で中継サーバなどが改ざんされた場合でも、不正な情報が表示されることを防止することができます。
今回「コンテンツチェックシステム」を製品化することで、ホームページの真正性の確認だけでなく、改ざん時の代替ページの作成、管理者への連絡などの早急な対応も可能となり、「ホームページ真正性証明ソリューション」のラインナップが強化されました。今後も信頼性の高いホームページ維持のためのソリューションを提供していきます。
なお、「IM-Viewer」は当社のホームページから無償ダウンロードできます。
また、当社の7月出荷からのパソコンには順次プレインストールされます。
2001年10月1日
450万円より
以上